酒の異名
何とたくさんあるのでしょう。現在740くらいです。中国のものが多く、歴史を感じさせます。
酒銘もたくさん混じっていると思います。また、分類はいい加減ですのであしからず。
(これだけ集まったものは多分余り無いでしょう。)
ほめ言葉 けなし言葉 「業界語」 「酒」の漢字 酒の色 伝説 地名 擬人 酔った様子 竹葉 薬 虫 児童語 方言 その他
ほめ言葉
祝(い)の水 (養老の滝の故事の「岩井の水」から)めでたい酒、特に婚礼の酒)
うまい物(鬼苑雑記)
御酒(おさけ、ごしゅ、みわ)
憂いの玉箒(蘇軾、洞庭春色詩)
甘露
酌賢(しゃくけん 童蒙酒造記)
酌聖(しゃくせい 童蒙酒造記)
上天美禄
聖清(せいせい 童蒙酒造記)、清聖(せいせい 童蒙酒造記)
聖徒
掃愁(そうしゅう)、愁帚(しゅうそう 童蒙酒造記)
掃愁帚(そうしゅうそう、胸中の愁いをはらうほうきの意 蘇軾 洞庭春色詩)
玉箒(たまばはき)
たまぼうき
智水
天の濃漿
天之美禄
天禄
豊御酒(とよみき)
杯盤楽(はいばんらく)
八功徳水(はっくどくすい 「風流志道軒」 平賀源内)
百薬の長(漢書、食貨志下)、百薬長(ひゃくやくちょう 童蒙酒造記)
美禄 (漢書、食貨志 「酒天美禄 帝王頤-二養天下一」)
福水(「通俗編」)
忘憂、忘憂物(陶淵明「飲酒其七」 下学集)
神酒・三寸(三陽宮の故事)・三木・三季(みき)・満枳(みき)・おみき
むねはらい
養生主(ようじょうしゅ 鶴林玉露)
霊水(柳田國男集)
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けなし言葉
命を削る鉋(かんな)
淫源
禍泉(「清異緑」)
きちがいみず(きちがい水)
狂水
狂米(きょうべい 童蒙酒造記)
狂薬(「晋書」裴楷(はいかい)伝)
狂い水
荒淫之源(曹植「酒譜」)
地獄湯
腐腸之膏(腐腸膏)
腐腸之賊(腐腸賊)
腐腸之薬(枚乗「七発」)
魔漿(梁武帝「断酒肉文」)
魔水
魔薬(「砂絵呪縛」)
万八
万病源
乱れ水(石川恭三)
迷魂湯(「堅瓠集」)
夭の美禄(ようのびろく 夭は若死にで、そのためのうまいたべものの意 天の美禄のもじり 「酩酊気質」 式亭三馬)
爛腸之食(「呂氏春秋」本生)
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「業界語」
○公家、女房詞
おこん、くこん、おっこん(公家言葉)
く文字、御く文字(女房詞、「くこん(九献)」の文字詞、直接その名前をいわず○文字というのは女房詞で、「い文字」だといかのこと、「に文字」だとにんにくのことです)
九献(くこん)(酒を三杯ずつ、三度さすこと。三三九度。)(もと女房詞)(下学集)
ささ(もと女房詞。「さけ」の「さ」を重ねた語とも、酒を勧めるときに「ささ」というからとも、酒を中国で「竹葉」ということからともいう、また、「とり」を「とと」というように「さけ」を「ささ」といった小児語が女性言葉になったという大槻文彦説もあります.。三々、篠、竹葉)
おささ
笹の露
○寺での隠語
閼伽(あか、水の意味。 梵語aggha)
閼伽陀・阿伽陀(あかだ)
間水(けんすい、朝食と夕食の間に食べる間食。また、酒を含めた飲食をいう、僧侶言葉)
穀茶(コッチャ、朝鮮の寺院ででいわれたそうです)
護摩酢(ごまず 胡麻の種子をいってすりつぶし、酢や食塩などを加えて作る調味料のこと。しかし僧侶仲間では酒 明治時代)
大乗の茶
大乗水
唐茶(とうちゃ 胡蝶物語)
般若
般若湯(一説に、 唐代一寺を訪れた僧が酒を買うと、住持は怒って瓶を木に投げた。瓶は砕けたが、酒は不思議にも固まって木に付着した。くだんの僧は常に般若経を唱えていた。別の瓶を木にあてがうと、酒は一滴残らず瓶の中に納まった。「墨荘漫録」)
○隠語
あかうま(操り人形師楽屋言葉)
あかじ(穀類)(盗人言葉)
赤味(あかみ)(赤味とは丸太の中心を彩る赤褐色の部分、良材であることから、大工言葉)
甘きす(香具師言葉)
いさみ(物類称呼 日本方言辞書(福島県南会津郡))、おいさみ、なりご(羽黒山)、ごまず、やぶむぐり、ごまのはい(大峰山 物類称呼)(修行者の山言葉)
いた(伊丹から、大工言葉)→杉板(中級酒)、松板(下級酒)(盗人、香具師言葉)
キス、きす(盗人言葉 好きの逆さ言葉)
キス(山窩隠語集、更級郡方言集、上総国誌稿)秋田方言の薬をキソリということと関係あるかとあります。
ぎす、きしきく(きすの方言的変化 加藤美希雄)
けす(きすの訛り 香具師、盗人言葉)
けずり、間水(大工言葉 物類称呼)
こいび(小指=好き、盗人言葉)
こたる(小樽 盗人言葉 大正時代)
子供(好きなもの、酒と子供、香具師、盗人言葉)
桜(さくら 飲めば顔が桜色になる 盗人言葉)
さぶ(酒=喜三郎(たばこ)→三郎、操り人形師楽屋言葉)
三郎(操り人形師楽屋言葉)
さんずい(三水)、水鳥(すいちょう)、酉(とり)、水(盗人言葉)
しも(盗人言葉)
すいきす
清(せい)(芸人・浄瑠璃言葉)
清三郎、せいざ(清三、清左)(浄瑠璃用語 風俗八色談 清左:根南志具佐 せいざ:品川楊枝(寛政11)、浮世床)
たく(焚く=酒を飲む から 香具師、盗人言葉)
ちが(気違い水の上下略、盗人言葉)
ちんぺい(加藤美希雄)
壺(酒一升のこと、大工言葉)
どし(盗人言葉)
とりのみず(酉の水 盗人言葉)
とろ(加藤美希雄)
名差し(越後→またぎ言葉)
灘(なだ 盗人言葉)
ねぐら、ねぐろ(盗人言葉)
馬力(相撲)
左(香具師、盗人言葉)
檜板(檜の材で作った樽に入っている、極めて上等な日本酒、盗人言葉)
ぶんずい(遊里)
ぼおと(盗人言葉)
みず(盗人言葉)
みずどり(盗人言葉)
めいし(盗人言葉)
○山言葉
いさみ(福島県南会津郡伊北村)
うでぁ(新潟県岩船郡朝日村)
きよわか(東北地方)
まわっか(秋田県北秋田郡阿仁町)
なさし(名差し 新潟県南魚沼郡)
わか(秋田県北秋田郡)(わかは、アイヌ語で水の意味)
○落語
セイ(三代目三遊亭金馬)
○茶人
後(うしろ)の御茶(立原正秋)
〇富山の売薬商
傳兵衞(幸田露伴)
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「酒」の漢字から
三水に暦の酉(さんずいにひよみのとり)
サンズイに酉(とり)(在家で言ったとあります 鈴木棠三)
三酉(さんゆう)
三友
すい(さんずいの水から)
水鳥(すいちょう みずとり)(字が「水(さんずい)」と「酉(とり)」とからできているので)
水辺の鳥(すいへんのとり)(「酒」の字が、さんずい偏に酉(とり)であることから)
水辺鳥(すいへんちょう)
とり(酉)
日読みの酉(とり) (「酒」の字の旁(つくり)から)(「日読み」は暦で、空を飛ぶ「鳥」でなく暦で使われる酉という意味です)
水酉、みずとり
酉水(ゆうすい 童蒙酒造記)
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酒の色
鴨緑(楊万里「生酒歌」鴨の頭の色にたとえる)
「酉需」緑(じゅりょく 童蒙酒造記)
「左:酉+右:「緑−いとへん」」(りょく)
緑酒(酒の美称−漢詩から)
緑「酉胥」(りょくしょ)(下学集)
「酉霊」緑(れいりょく)
「左:酉、右上:雨、右下:口口口」「左:酉右:緑−いとへん」(れいろく)
「緑−いとへん+さんずい」酒(ろくしゅ)
「左:酉、右:緑−いとへん」「左:酉、右:温−さんずい」(ろくれい)
松醪(しょうろう、松の色 童蒙酒造記、詠酒(汪遵))
松醪春(しょうろうしゅん)
松華
嬌碧(きょうへき 童蒙酒造記)
眷碧(げんべき)
春碧(しょうへき 童蒙酒造記)
元碧(げんへき)
翠物(すいぶつ)
垂碧(すいべき)
重碧(ちょうへき 杜甫詩)
縹青(曹植「酒賦」)
碧「上:竹、下:雨」酒(酒雑学事典 毎日新聞社)
碧香(へきこう 童蒙酒造記)
碧反
碧瀾
碧林腴
碧蓮「左:酉、右上:立、右下:口」(へきれんばい 童蒙酒造記)
縹玉
縹醪(ひょうろう、縹は薄い藍色)
鵞黄(鵞鳥の雛の色になぞらえ、杜甫詩)
喜金(童蒙酒造記)
黄嫣(こうえん)
黄嬌(こうきょう 童蒙酒造記)
黄「酉「上:立下:口」」(こうばい 童蒙酒造記)
黄封(宮中醸造の酒、酒瓶の口を黄紙で封じたらしい 青木正児)
黄流(「詩経」)
夜黄(やこう 童蒙酒造記)
山吹 (中世女性語)
黄金の水(良寛)
金
金花酒
金脂(きんし 童蒙酒造記)
金時(きんじ)
金糸酒
金漿(枚乗「柳譜」)
金漿醪(きんしょうろう)
金尊
金波(きんぱ 童蒙酒造記)
金「酉「上:立下:口」」(きんばい 童蒙酒造記)
金盤露(楊万里詩)
琥珀濃(こはくのう)
孔白(こうはく 童蒙酒造記)
三白(「五雑俎」白麹、精白米、潔白水で造った名酒)
「左上:先先、左下:貝、右:おおざと」白(さんはく 童蒙酒造記)
村白(そんぱく 童蒙酒造記)
白屋(はくおく 童蒙酒造記)
白玉(はくぎょく 童蒙酒造記)
白玉腴(ゆ)
白随(はくずい 童蒙酒造記)
白杜(はくと)
白薄(はくぼ 童蒙酒造記)
白醴(はくれい)
紫霞(しか 童蒙酒造記 国花集)
紫潭(したん)
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伝説から
鶴觴
騎驢酒
儀狄(ぎてき)(中国の伝説上の人物。夏(か)のとき、初めて酒を造ったとされる)
擒姦(きんかん、あるとき盗賊に襲われ、酒を奪われた。ところが盗賊はこの酒に酔いつぶれ、全員捕縛されてしまった「洛陽伽藍記」)
檎姦酒(盗人が酒で酔いつぶれて捕らえられた)、檎奸酒(りんかんしゅ 童蒙酒造記)
杜康(魏の曹操「何を以て憂いを解かん、惟杜康あるのみ」「短歌行」)
白堕(後魏の劉白堕は名杜氏で、千里の遠くまで運ぶことができた)
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地名
いた(伊丹から)
伊丹
烏「ネ呈」(うてい)
下若(かじゃく 中国、浙江(せっこう)省長興県にある地で、名酒の産地。また、酒の異名)、下若貢
宜春(ぎしゅん 隋時代江西省西部の郡。「春に宜(よろ)し」からとも 童蒙酒造記)
杏村(杏花村の縮約 童蒙酒造記)
荊南
上若 (唐の国に、上若(かみわか)、中若、下若の三村があった。この三村を流れている河は上流の上若村の水は水ではなく最上の美酒であり、中若のはやや劣るがやはりなかなかの美酒である。しかし、下若村のは唯の水でさっぱり酔わない。だがこの水で造った酒は最極上々の美酒でどこの酒にも負けない。これより、酒のことを上若、下若と呼ぶようになった。)
下若貢
若下(じゃくか)
若下春(じゃくかしゅん)
若岸(じゃくがん 童蒙酒造記)
若村(じゃくそん 童蒙酒造記)
青州(せいしゅう 童蒙酒造記)
青州従事(青が臍と音が同じ故、臍まで酔うの意味。従事は官の上位、すなわち高級酒の意。 芝田晩成)(下学集)
富水(地名を銘柄としそれが一般に酒をあらわすようになった)
富水春(ふすいしゅん)
予北
魯酒
魯薄(ろはく 童蒙酒造記)、魯味(魯=今の山東省にあった国 の酒は薄くて有名だったよう 童蒙酒造記)
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擬人法
懿侯(いこう 事物異名)
含春王(「清異緑」蟹の異名を含春侯といい、酒を含春王という。酒の方が位が高い)
歓伯(かんぱく、かんばく、「易林」、下学集
紅友(蘇軾が辺鄙な地方に左遷されたとき土地のものから紅友を奨められた「鶴林玉露」)
麹秀才(きくしゅうさい 童蒙酒造記)、麹才、麹生(きくせい 童蒙酒造記)、麹君(きくくん 童蒙酒造記)、麹先生、麹居士、麹道士(きくどうし 撮壤集)、麹処士(唐の方術士葉法善がある道観にいたとき、参拝してきた朝臣たちが酒をほしがった。たちまち美男子が現れ、麹秀才と称し、おじぎをした。みんなが騒ぐ間に、葉法善が青年に剣を投げつけると、階下に落ちて、瓶になった。驚きながら酒を振る舞われた一座は「この麹生はなかなかいけますなあ」と褒めちぎった。「古今酒事」)
麹士(きくし)
麹李才(きくりさい)
玉友(糯米で薬「麦曲」を造り、醪を造り玉友と号す)(童蒙酒造記)
顧建康(南朝梁の顧憲之が建康の県令をしていたとき、人格清廉潔白で、立派な政治をしたので人望があった。人々名芳醇な酒を彼の人格になぞらえた)
鴟夷丈人(しいじょうじん)(鴟夷は革製の酒器の意、丈人は長老路を敬っていう言葉、朱翼中「北山酒経」)
酌君(しゃくくん 童蒙酒造記)
真一先生、真一(しんいつ 童蒙酒造記)
神聖者、神聖物(賢者はにごり酒だそうです 白居易)
酔侯(すいこう)
清三(遊民の輩の用ゐたる語なり)
清和(李観「清和先生伝」)
聖人(三国志 下学集)(賢人は濁酒)
太平君子
天禄大夫(てんろくたいふ)(隋の王世充は融和の気分を与えてくれる酒の功績を認め、この称号を与えた「清異緑」)
道傍麹先生(どうぼうきくせんせい)、道傍「麦曲」先生()どうぼうきょくせんせい 童蒙酒造記
破悶将軍
聖(ひじり、せい 「酒の名を聖と負せし−」 大伴旅人)
碧友(へきゆう 童蒙酒造記)
来伯
六君(ろくくん 童蒙酒造記)
醴泉侯(れいせんこう)
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酔った様子から
赤(赤らの下略)
赤ら(飲めば顔が赤くなるところから)(四方赤良よものあからからという説もある 芝田晩成)
かすみ(霞)(中国で仙人愛飲の流霞酒から 霞に朝焼け、夕焼けという意味があるのでそれからか)
くし(久志、久斯 不思議な飲み物だから 奇し)
紅霞(こうか)
紅明(こうめい 童蒙酒造記)
紅面
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中国の竹葉(酒のこと)から
篠(世話物)
笹の葉(笹の実は粕)
たけのかは(芝田晩成)
竹の葉(「竹葉(ちくよう)」の訓読み 八雲御抄)
竹光(ちくこう 童蒙酒造記)
竹叟(ちくそう)
竹葉(ちくよう、張恊「七命」)
竹葉春(ちくようしゅん)
竹葉青(ちくようせい、紹興酒の3年ものをその色からこういうという説があります)
竹露(ちくろ 童蒙酒造記)
竹醪(ちくろう 童蒙酒造記)
坡竹(はちく 童蒙酒造記)
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薬(湯)
阿伽田(あかだ)薬、閼伽陀薬
お薬(京都上賀茂神社の葵祭)
快活湯(「清異録」)
風邪薬
気付け薬(日本俗語大辞典)
銷憂薬(白居易 「勧酒寄元九」)
太和湯(たいわとう たいかとう)(邵雍(しょうよう)「無名公伝」)
治愁薬(陸游)
適薬(敵薬とも)
軟口湯(なんこうとう 事物異名)
纏口湯(てんこうとう)(「通俗編」)
不死の薬、不老不死の薬
薬王
薬水(「柳田國男集」)
薬長(やくちょう 童蒙酒造記)
良薬
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虫(この比喩はすごいですね)
縁觴素蟻(えんしょうそぎ 童蒙酒造記)
甕蟻(おうぎ 童蒙酒造記)
蟻縁(ぎえん 童蒙酒造記)、縁蟻(えんぎ 童蒙酒造記)
疑蛇(ぎだ 童蒙酒造記)
玉蟻(ぎょくぎ)
玉蛆(ぎょくしょ 童蒙酒造記)
瓊蟻(けいぎ 童蒙酒造記)
香蟻(こうぎ)
素蟻(さくぎ)
酌蟻(しゃくぎ 童蒙酒造記)
酌蛆(しゃくそ 童蒙酒造記)
春蟻(しゅんぎ 童蒙酒造記)
樽蟻(そんぎ 童蒙酒造記)
乳蟻(にゅうぎ 童蒙酒造記)
縹蟻(ひょうぎ)
浮蟻(ふぎ 下学集)、蟻浮(ぎふ)(発酵の際浮き上がる穀粒を蟻または蛆に見立てる、後漢、張衡「南都譜」)
浮蛆(ふしょ 童蒙酒造記)
芳蟻(ほうぎ)
緑蟻(りょくぎ)
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児童語
あつか(胡蝶物語 日本方言辞典)
あま(岐阜県飛騨 日本方言辞典)
オット おっと(山形県・福島県・茨城県・栃木県・群馬県・群馬県・千葉県山武郡・印旛郡・東京都八王子・神奈川県津久井郡・山梨県・長野県・岐阜県飛騨・静岡県・岡山県御津郡・高知県 :日本方言辞典)
オットー おっとー(茨城県・栃木県 日本方言辞典)
オットット おっとっと(滋賀県坂田郡・東浅井郡 日本方言辞典)
おと(岐阜県吉城郡 日本方言辞書)
おとー、とと(岐阜県飛騨 日本方言辞書 大阪)
オット(福島県会津、安達郡、茨城、群馬、長野 分類児童語彙)
おとっと(岐阜県益田郡・静岡市 日本方言大辞典)
おとと(山形県東置賜郡・茨城県稲敷郡・新治郡・岐阜県・恵那郡・静岡県榛原郡・滋賀県蒲生郡日本方言辞書)
おとんと(愛媛県周桑郡 日本方言辞書)
おっぺー(栃木県河内郡 日本方言辞書)
がけ(秋田県津軽、秋田県由利郡 分類方言辞典)
ガゲ(青森 現代日本語方言大辞典)
たんたん(福岡県、熊本県、大分県西国東郡 日本方言地図)
ちゅーちゅー(岐阜県益田郡 日本方言大辞典)
トートー(島根県西部 分類児童語彙)
どーどー(岡山県苫田郡 日本方言地図)
とーとこ(広島県 日本方言地図)
とーとのこ(広島県御調郡、芦品郡 日本方言辞書)
とーとんごー(広島県佐伯郡 日本方言辞書)
とっと(岐阜県飛騨、香川県、高知県幡多郡 日本方言辞書)
トラトラ(和歌山)
とんと(岐阜県吉城郡・和歌山県日高郡・愛媛県 分類方言辞典)
トントン とんとん(広島県御調郡、愛媛県大三島 日本方言辞書)
なだ(奈良県吉野郡 日本方言辞書)
よいよ(長野県下伊那郡 日本方言地図)
よーよー(新潟県佐渡 日本方言地図)
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方言
あかか(滋賀県愛知郡 日本方言辞典)
あかぶ(「ぶ」は湯水の意 福岡県久留米市 日本方言辞典)
あから(新潟県新井市 日本方言辞典)→「酔った様子から」
あけ(新潟県佐渡 幼児語 日本方言辞典)
あっか(多く幼児語 島根県大原郡・岡山県苫田郡・広島県比婆郡)
あっけ(多く幼児語 山形県西置賜郡 日本方言辞典)
あんま(高知県高岡郡 日本方言辞書)
いさぎ(福島県南会津郡 日本方言大辞典)
えさけ(好酒 秋田県鹿角郡 日本方言大辞典)
おか(京都府竹野郡 日本方言辞書)
おこん(女性語 京都府、愛媛県 日本方言辞書)
かーか(兵庫県加古郡 日本方言辞書)
からさけ(辛酒 宮城県仙台市 日本方言大辞典)
かんざけ(燗酒 鹿児島県肝属郡 日本方言大辞典)
きが(分類方言辞典)
きす(千葉県・長野県北部・三重県伊賀・大分県大分市・大分郡 日本方言辞典)
ぐし(分類方言辞典)
くこん(女性語 長崎市)
さい(沖縄県新城島 日本方言辞書)
さかしお(酒塩 長崎市 「酒」の訓「さけ」と音「しゅ」とを重ねたものの転 日本方言辞書)
サキ(沖縄、平良、鳩間 現代日本語方言大辞典)
サゲ(礼文、青森、八戸、岩手、安代、宮城、秋田、川辺、山形、会津、茨城、千葉 現代日本語方言大辞典)
シミザケ(河辺 現代日本語方言事典)
しょちゅ(鹿児島県屋久島 日本方言辞書)
すみざけ(清酒 仙台、青森県三戸郡・秋田県雄勝郡・岐阜県吉城郡・滋賀県蒲生郡 日本方言大辞典)
すみだけ(日本方言大辞典)
すむざけ(日本方言大辞典)
せっちゅー(新潟県佐渡 日本方言大辞典)
せんぽう(東国 「物類称呼」)
そみざき(日本方言大辞典)
ちゃちゃ(新潟県佐渡 日本方言地図)
なかわた(長野県上田市 「腹の中を暖めるもの」の意か 分類方言辞典)
ひのきいた(大工用語 宮城県登米郡 日本方言大辞典)
ひもち(青森県三戸郡・熊本県下益城郡 日本方言大辞典)
ぶんぶ(静岡県庵原郡 日本方言地図))
まき(三重県宇治山田市 分類方言辞典 まきやる(酒を飲む))
みず(三重県志摩 分類方言辞典)
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その他
赤馬(浄瑠璃界の隠語)
あそび(八雲御抄)
あそびのむ(酒雑学事典 毎日新聞社)
あぶら(平凡社大事典)
アルコール
懿候(いこう 川口謙二)
今ひまくさ(源氏物語)
羽觴(うしょう 童蒙酒造記)
うす紅葉(当時の酒銘から 橘窓自語)
雲液(白居易詩)
雲泉(うんせん 童蒙酒造記)
雲露(范成大詩)
「王夜」液(えんえき)
縁「酉胥」(えんしょ 童蒙酒造記)
甕頭春(おうとうしゅん)
鴨禄(おうろく)
お錫(入江相政日記)
おちゃけ
鬼ごのみ(野州)
おによけ(鬼除)
温清(おんせい 童蒙酒造記)
海岳春(かいがくしゅん)
海老(かいろう 事林廣記)
かえなし(八雲御抄 芝田晩成)
嘉会之好(かかいのこう)
家々麹米春(かかきくべいしゅん 童蒙酒造記)
獲倒(酒雑学事典 毎日新聞社)
霞汲(貞徳 酒文献類聚 かすみをくむ)
獲侯(盗人が酒に酔ったところを獲えられたことから)
夏「王戔」(かさん 童蒙酒造記)
鵞児(がじ 童蒙酒造記)
歌社(かしゃ 童蒙酒造記)
霞酌(かしゃく 童蒙酒造記)
花春(事物異名)
ガソリン(大正期に発生、終戦直前まで流行)
活聾(かつろう)
荷屠(かと)
「酉「温−さんずい」」物(かもしもの 川口謙二)
花露
甘液(李観「清和先生伝」)
乾酢酒(酒雑学事典 毎日新聞社)
「旱+おおざと」城(かんじょう 童蒙酒造記)
還酔(かんすい 童蒙酒造記)
「旱+おおざと」筒酒(かんとうしゅ 童蒙酒造記)
寒の水(宇野鴻一郎)
甘波
き(伎・岐・支 東雅 日本山海名産図会)
奇液
祇園会(ぎおんえ)
喜會(きかい)
麹君
麹蘗(きくげつ 童蒙酒造記)
麹盞(きくさん)
麹車(きくしゃ 童蒙酒造記)
菊水(きくすい 童蒙酒造記)、菊の水
麹世界(きくせかい)
麹盃(きくはい 童蒙酒造記)
麹米春(きくべいしゅん)
麹也(きくや 童蒙酒造記)
既酔(きすい 童蒙酒造記)
客談(きゃくだん 酒は客談、餅は僧笑)
糺泓(きゅうこう)
玉液(白居易「効陶潜体」)
玉薤(ぎょくかい、隋の煬帝が造らせた美酒 薤はにらのこと)
玉脂(ぎょくし 童蒙酒造記)
玉井秋香(ぎょくせいしゅうこう)
玉浮粱(ぎょくふりょう)
玉落(ぎょくらく 童蒙酒造記)
玉醴(ぎょくれい)
玉瀝
玉露(ぎょくろ 童蒙酒造記)
玉露春(ぎょくろしゅん)
「ころもへん+去」愁使者(きょしゅうししゃ 「ころもへん+去」は袖・ふところのこと 事物異名 川口謙二)
去露(きょろ 童蒙酒造記)
清み酒
祈魯(きろ)
九「酉「温−さんずい」」(きゅううん 童蒙酒造記)
九醇(くじゅん 川口謙二)
君下(くんか 童蒙酒造記)
君子觴(くんししょう 酒名)
君子湯
け(白石先生手簡)
瓊飴(けいい)
傾雲液(けいうんえき 童蒙酒造記)
慶雲香(けいうんこう)
慶雲春(けいうんしゅん)
瓊液(けいえき 童蒙酒造記)
瓊花露
桂盞(けいさん 童蒙酒造記)
瓊漿(けいしょう 遊仙窟)
瓊蘇(けいそ)
ケーサ(小林家の人々 NHK 若者言葉のようです)
蘖水(けっすい 「三養雑記」)
月雪花の友(「風流日本荘子)
献献(酔っぱらい大全)
間水・硯水・建水・玄水・間食・気師(けんずい)(二食の時代の朝食と夜食の間の軽い食事)(寺の隠語にもあります)
玄水(玄酒=水)、→硯水
剣南焼香(けんなんしょうこう 童蒙酒造記)
元醴(げんれい)
黄雲
香「王需」(こうじゅ 童蒙酒造記)
香斟(こうしん)
香瑞
香泉(こうせん 童蒙酒造記)
香糯(こうだ)
苟屠(こうと、ごうと 童蒙酒造記)
香馬(こうば 童蒙酒造記)
缸面(こうめん 童蒙酒造記)
胡姫酒
顧健康(こけんこう 事物異名)
ゴスイ(神酒のことのようです 分類祭祀習俗語彙)
壺中物(こちゅうのもの)
こっち(こっちのほう 落語かつぎ屋)
此の花(江戸時代の酒銘から 「橘窓自語」)
米のエキス
米のジュース
米の水(「酒通」)
古美都(こみづ 和名 和名鈔 酒文献類聚)
呉醴、楚瀝、呉醴楚瀝(ごれいそれき 童蒙酒造記)
濃漿(こんず・こんずい 和名 )、漿(こんず)
昆崙觴(こんろんしょう)
昆侖觴
崑崙觴(こんろんしょう 酒名)
柴潭(さいたん 童蒙酒造記)
酒水(さかみず 「古事記伝」)
索友(人を求める)
索郎(さくろう 童蒙酒造記)
酒
佐介(和語薬性能毒)
さか(さけの古形 大野晋)
酒水(さかみず 大言海)
沙嬉(さき 鶴林玉露)
沙嬌(さきょう)
沙掲(さけい 童蒙酒造記)
ざぶろう(浮世床)
沙揚
賛夏
三献(百家説林)
三清
三遅(さんち)(盃に入った酒が三たびめぐって静まるときに飲むべし、宴席に遅れた人に罰として飲ませる酒から)
三友の一(さんゆうのいち 琴、詩、酒の一つ)
しげち(分類方言辞典)
市沽(しこ 童蒙酒造記)
自己麻酔剤(「湖畔手記」)
死贈(しぞう 童蒙酒造記)
事醇(じじゅん 童蒙酒造記)
しも(霜から 加藤美希雄)
霜消し
社囲(しゃい 童蒙酒造記)
謝華啓秀
酌杏(しゃくきょう)
若觚(じゃくこ 童蒙酒造記)
若水揶(じゃくすいや)
若両(じゃくりょう 童蒙酒造記)
秋玉(しゅうぎょく)
従事(じゅうじ 童蒙酒造記)
十旬(じゅうじゅん 長い時間をかけて造った酒、張衡「南都譜」)
周尚
酋水
秋露白(しゅうろはく 事物異名 川口謙二)
十分
従来
酒液(日本の酒文化総合辞典)
熟穀の汁(「内経」)
酒狐(しゅこ 「おばけの話」井上円了)
春(しゅん)
c杏郎宮
醇儒(じゅんじゅ 川口謙二)
逡巡(しゅんじゅん 童蒙酒造記)
春色
舜泉(しゅんせん 童蒙酒造記)
醇酎(じゅんちゅう 童蒙酒造記)
醇醴(じゅんれい)
醸(じょう 和漢三才図会)
焼夷弾(しょういだん 「浮かぶ飛行場」 海野十三)
松花(しょうか 童蒙酒造記)、松花酒(撮壤集)
椒花雨(しょうかう)(楊万里詩)
松花醸
上岸、下岸、南岸、北岸(ともに童蒙酒造記)
湘醵
常沽(じょうご)
觴酌(曹植「酒賦」)
状元紅(じょうげんこう)
椒漿
焼春(酒名、以上「国史補」唐、李肇撰)
上樽
薔薇露(しょうびろ)
椒芳(椒=サンショウ の香り)
上茗下茗(じょうめいかめい 童蒙酒造記)
逍遥公(しょうようこう)
如華(じょか)
しる(汁 大言海、平凡社大事典)
治聾(じろう 童蒙酒造記)
儿「酉+温−さんずい」
真珠紅(しんじゅこう)
新蒭(しんすう 童蒙酒造記)
斟聖賢(しんせいけん 童蒙酒造記)
新「左:酉、右上:立、右下:口」(しんばい 童蒙酒造記)
酔候(すいこう 童蒙酒造記)
酔郷日月
随香(ずいこう 童蒙酒造記)
酔穀の精
水穀の精
瑞雀(ずいじゃく 童蒙酒造記)
翠濤(すいとう)
水堂春(すいどうしゅん)
水綿襖(すいめんおう)
酔龍珠(すいりゅうしゅ)
酔醴(すいれい)
瑞露珍(ずいろちん 童蒙酒造記)
瑞露(ずいろ 事物異名)
数樽(すうそん 童蒙酒造記)
清酌(「礼記」曲礼)
正宗(桜正宗が元祖)
清酒
清州
聖従(せいじゅう 童蒙酒造記)
西聖(白居易の詩「麹君寅の日に合、西聖卯の時に歓ぶ」 芝田晩成)
清酎(せいちゅう)
清重(せいちょう 童蒙酒造記)
青田核(せいでんかく)
斉物論(せいぶつろん)
税を掛ける品(「秋風帖」)
石塔(せきとう 川口謙二)
石凍春(せきとうしゅん 事物異名)
洗泥(せんでい 童蒙酒造記)
千筒酒(せんとうしゅ 童蒙酒造記)
爽口之味(そうこうのあじわい)
曾「左:糸、右上:日、右下:皿」(そううん 童蒙酒造記)
桑落(そうらく 童蒙酒造記)、桑落酒(そうらくしゅ 童蒙酒造記)
桑郎(そうろう 川口謙二)
蘇雲(そうん 童蒙酒造記)
蕎麦前
樽中物(そんちゅうのもの、廬仝「解悶」)
大京の茶(楠本憲吉)
醍醐(白居易詩)
大好物(みき 森繁久彌)
太白(鶴林玉露 酒文献類聚)
大和湯(酒雑学事典 毎日新聞社)
滝の水(「橘窓自語」)
濁賢(だくけん 童蒙酒造記)
甜酒(たむさけ)
蜑春(たんしゅん)
タンボ(「よろず覚え帖」)
力水(「極上の酒を生む土と人 大地を醸す」)
箸岸(ちゃくがん)
ちう(ちゅう 聖遊郭)
釣詩鈎(ちょうしこう、蘇軾詩、詩を釣り上げる釣り針にたとえる 下学集)
鬯文選(ちょうぶんせん 童蒙酒造記)
著岸(ちょがん 童蒙酒造記)
「木矛」酒(ちょしゅ 童蒙酒造記)
替夏(ていか)
鄭酌
「王勺」杏(てききょう 童蒙酒造記)
天酒
天乳
桃花(とうか 童蒙酒造記 国花集)
桃花雨
桃花八「酉「温−さんずい」」(とうかはちうん 八は人のこと。「酉「温−さんずい」」は酒を醸す事 川口謙二)
東西(とうざい 童蒙酒造記)
洞中泉(どうちゅうせん)
洞庭春(どうていしゅん)、洞庭春色
土窟春(どくつしゅん 事物異名)
督郵(とくゆう 童蒙酒造記)
斗酒(斗酒 童蒙酒造記)
トリンケン(ドイツ語 旧制高等学校の学生語で酒のこと 日本俗語大辞典)
頓遜樹(とんそんじゅ)
内添綿(ないてんめん)
なかるヽ霞(歌言葉)
ながるるかすみ(八雲御抄)
なかれの泉
流れの泉
軟脚酒
軟脚春(なんきゃくしゅん)
軟飽(なんほう)
濁酒(にごりざけ 酒の謙称 言苑)
乳泓(にゅうおう 童蒙酒造記)
ネムリ草(茶の「メザマシ草」に対して 楠本憲吉)
飲み料(「内田百闡S集」)
杯中物、盃中物(はいちゅうのもの、陶渕明「責子」)
盃苧(はいちょ)、盃「上:ウ、下:丁」(はいちょ 童蒙酒造記)
盃宇(はいふ)
巴郷清
帛桑(はくそう 童蒙酒造記)
珀の清水(古今短歌歳時記)
栢梨(八雲御抄)
八功徳(はっくどく、仏教語より)、八功徳水
馬桐(ばとう 童蒙酒造記)
春の風(八雲御抄 酒文献類聚)
泛華(はんか)
万家春(ばんかしゅん 童蒙酒造記)
泛蒲酒(酒雑学事典 毎日新聞社)
美酒(びしゅ 童蒙酒造記)
美醸(びじょう 童蒙酒造記)
左(左利き、左党から 宮城県登米郡・玉造郡・福井県坂井郡 日本方言辞書)
一筒(ひとつつ 日蓮 酒文献類聚)
百川(ひゃくせん 童蒙酒造記)
漂玉酒(酒雑学事典 毎日新聞社)
風光春(ふうこうしゅん)
風防
浮玉春(ふぎょくしゅん)
葡萄春(ぶどうしゅん)
浮白(ふはく 童蒙酒造記)
フラトーゼ(飲むとフラフラと陽気になるから 坂倉又吉)
扶老(ふろう)
浮臘(ふろう 童蒙酒造記)
米汁(べいしゅう)
米汁梨花春(べいじゅうりかしゅん)
卯歓(ぼうかん)
茆柴酒(酒雑学事典 毎日新聞社 茆柴)
茅柴酒(酒雑学事典 毎日新聞社
抛青春(ほうせいしゅん 事物異名)
朋樽(ほうそん)
芳樽(「霞舟吟巻」)
蓬莱春(ほうらいしゅん)
蒲城(ほじょう 童蒙酒造記)
マイ・レディ(獅子文六)
末期の水(「野白内証鑑」)
摩倫(まりん)
満八(宮本憲吉)
水かね(摂陽落穂集)
水弁当(「酒つれづれ」)
水物
三ツ(白石先生紳書)
茗水椰(めいすいや 童蒙酒造記)
醪(「毛傳」 安藤圓秀)
柳(酒を入れた柳樽から 京都の柳酒屋から)
酉聖(ゆうせい)
瑶漿
拗青春
瑤泉(ようせん 童蒙酒造記)
余杭酒
三輪(三輪神社から)、美輪、美和
明樽(めいそん 童蒙酒造記)
もんつき(楠本憲吉)
ヤマト・ザケ(大和酒 沖縄 池田弥三郎)
来楽
落越(らくえつ)
羅浮君(らふくん)
羅浮春(らふしゅん 事物異名)
蘭英(枚乗「七発」)
蘭生(らんしょう、「漢書」礼楽志、蘭=ふじばかま の香り)
蘭陵(らんりょう 地名 住江金之)
梨花春(事物異名)、梨花(国花集)、梨華(りか 童蒙酒造記)
裏牽綿(りけんめん)
梨「木査」(りさ 童蒙酒造記)
流霞(本来仙人の飲み物)(王充「論衡」道虚篇)
流香酒
劉伶(りゅうれい 童蒙酒造記)
緑波春(りょくはしゅん)
臨「工+おおざと」(りんきょう 童蒙酒造記)
臨功(りんこう)
黎衍(れいえん 童蒙酒造記)
茘枝禄(れいしろく 茘枝は香草 川口謙二)
「左:酉、右上:雨、右下:口口口」「酉泉」(れいせん 童蒙酒造記)
霊宝道(れいほうみち ご開帳の拝観の時左回りをすることから)
醴禄(れいろく)
郎官(ろうかん 童蒙酒造記)
朗官情(ろうかんじょう)
臘酒(ろうしゅ 童蒙酒造記)
臘醸(ろうじょう 童蒙酒造記)
老春
臘「酉「上:立下:口」」(ろうばい 童蒙酒造記)
臘味(ろうみ、十二月に醸す酒から広く酒の異名となる 童蒙酒造記)
魯雲
魯温(ろおん 童蒙酒造記)
陸「言胥」(ろくしょ 事物異名 川口謙二)
「酉又」鳥(童蒙酒造記)
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出典:住江金之、芝田晩成、加納喜光、童蒙酒造記、山本祥一郎、隠語辞典(梅垣実編)、小泉武夫、類語の辞典(志田、佐伯)、日本の酒文化総合辞典、分類方言辞典、酒文献類聚、日本方言大辞典他
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