酒諺
あ 案ずるより飲むが易し
い 命長ければ酒多し
う 噂をすれば酒
え 英雄は酒も好む
お 恩を酒で返す
か 果報は飲んで待つ
き 京の着倒れ酒の飲み倒れ
く 臭い物には酒
け 鯨飲馬飲
こ 互悦同酒
さ 酒足りて礼節乱る
し 自業酒得
す 好きこそ酒の上戸なれ
せ 清濁の酒を併せ飲む
そ 総領もずぶ六
た 旅は道づれ世は名酒
ち 朝三酒暮四酒
つ 罪を憎んで酔を憎まず
て 天災と酔っ払いは忘れた頃にやってくる
と 年の功より酒の功
な 習うよりは酒に慣れよ
に 二斗飲む者は一斗では足りず
ぬ 盗人に追酒
ね 寝た子を起こす酔っ払い
の 暖簾を腕押して居酒屋
は 話上手に利き酒上手
ひ 人酒を飲む酒酒を飲む飲まれた酒は災難
ふ 武士は食わねど酒は飲む
へ 臍が燗酒を湧かす
ほ 仏の顔も三斗
ま 馬子にも一升
み 三日坊主の禁酒
む 六日の菖蒲酒、十日の菊酒
め 名酒は一日にしてならず
も 餅は餅屋酒は酒屋
や 安酒買いの銭失い
ゆ 揺り籠から酒場まで
よ よく遊びよく飲め
ら 楽あれば酒あり
り 両手に盃
る ルイベは酒を呼ぶ
れ 歴史と二日酔いは繰り返す
ろ 六十の酒習い
わ 和酒を以て貴しとす 戻
呑唯足知
夭
矢口隹
足
「呑むにただ足るを知る」と読んで下さい。 戻
酒という字をよく見ると、ひ(シ)とり(酉)で飲むとなっている。
酒という字をよく見ると、トリ(酉)は水(シ)だとなっている。
漂流して無人島にたどりついたのんべいが、ある日海岸に行くと4斗樽が3本打ち上げられていた。大喜びの彼は1本目をあけてみた。残念ながらその酒はすっかり酢に変わっていた。2本目も同様だった。祈りながら3本目を空けた彼は、すぐに無神論者になっていた。
酒かるた いろはにほへと
い 犬もアルコール飲めば棒鱈になる
ろ 論語より紹興酒
は 花より淡麗生酒
に 憎まれ飲ん兵衛世にはびこる
ほ 骨折り損に酒 くたびれもうけに酒
へ へぼ飲み助の長談義
と 年寄の冷や酒
ねむれないので
ごいしをならべ
とくりにそそぐ
やかんざけ
ねぼうしたのは
ごまめとしゅとう
とくりがさかなですすみすぎ
やすんだときはあさぼらけ
ねっとながめて
ごしゅさがし
とはいえねっくは
やすげっきゅう
ねまきになって
ごろりとよこに
とっくりかたての
やすみまえ
ねっからすきでもないものの
午後ともなるとなにとなく
時計の針が気にかかり
やっぱり向かうささの道
ねごとさかなに
ごじゅいただいて
ときにあしたは
やまいだれ
酔っぱらい
ぐらぐら
ちんちん
あつあつ
とくとく
ふーふー
ちびちび
しみじみ
ぺちゃぺちゃ
くいくい
すいすい
ぐいぐい
べちゃべちゃ
どぼどぼ
ぺらぺら
げらげら おいおい かんかん
べろべろ
ふらふら
よろよろ
ごろごろ
ぶつぶつ
ぐーぐー
がんがん
むかむか
無人島に流れついたのんべいの第一声は、「これで酒をやめろという、うるさい声を聞かないですむと思うとほっとする」というものでした。
深夜酔っ払って苦しそうに歩いている男に警官が、もう今後酒はやめるよう説得すると、「はい、分かりました。今晩はこれ以上飲むのはやめます」と男は答えた。
酒は、肝臓でアセトアルデヒドを経て炭酸ガスと水に分解されて、飲んだ人の酔いがさめていくということを知りました。それならば、分解されない酒を作れば、一度飲めばいつまでも酔っていられる夢の世界が実現すると、早速研究をはじめました。その結果、ついにそれは完成しました。早速できあがった酒を試しに飲んでみたところ、何かにまちがいがあったようです。変化しなないはずの酒はアセトアルデヒドまで分解が進んでしまいました。しかもそこで止まって変化しなくなってしまったのです。アセトアルデヒドは二日酔いの原因、結局私は一生二日酔いのままということになってしまいました。
鱒鮭鰰鰈
鱶鮭鮭鯛
何と読みますか?
いつ飲んだんだ さっけ(酒)
さかずきで飲んだのか はい(杯)
どのくらい飲んだんだ ちょこっと(ちょこ)
本当はどうなんだ とっくり(徳利)
深夜フラフラと酔っ払いが歩いている。警官が、「奥さんが待っているから早く家に帰ったら」というと、酔っ払い「だから酔っ払っているんじゃないか」と、ブツブツ。
深夜フラフラと酔っぱらいが歩いていた。警官が、「奥さんが待っているから早く家に帰ったら」というと、酔っぱらい「家がどこにあるか分かるくらいならもうとっくに帰っているんだけれど」とブツブツ。
「『人(ひと)酒を飲み、酒酒を飲み、酒人を飲む』というが、酒は人をどんなふうに飲むんだ?」
「ひと呑みにするのさ」
無人島に漂着した呑ん兵衛でしたが、なんと、酒樽が流れ着いていることを発見、大いにご機嫌になることができました。そのうち、また樽が流れ着きましたが、それは空樽でした。そしてその樽には、吾唯樽を知ると書かれていました。(単なる「吾唯足るを知る」のもじりです)
船が難破したとき、神様に助けていただいたら禁酒しますと誓った呑ん兵衛が、無事に無人島に漂着しました。とりあえず食べ物を取ってこようと、島の中に入っていきましたが、帰ってくると、神は何を考えているんだろうとしきりにぼやいています。その手にあるものは、沢山の発酵しかけていい香りのするブドウやハチミツばかりでした。
「幕末の志士がしたたかに酔っぱらって、『日本の夜明け』とつぶやいている。さすがと思いつつ、よくよく聞いていると『二本の余空けた』といっているようでがっかりした」という日記が残っているとかいないとか。
一緒に飲みたくない人たち
お医者さんと坊さん
鰯(いわし)屋と篩(ふるい)屋
窓際族と人事課の人
怒り上戸と泣き上戸
お酌魔同士
もりやさんとぬかがさん
トムとジェリー(ほんとうはいっしょに飲みたいのでしょうが)
べろべろに酔っぱらって家に帰ると誰かいる。「どろぼう!」と叫ぶと、相手、「何を言うか!ひとのうちにピッキングしてはいってきやがって!」 自分の家までピッキングで帰る泥棒酔っぱらいでした。
酒飲んで死んだものは泥鰌ばかりなり
江戸名物どぜう屋では、泥鰌を酒に入れて料理します。泥鰌ばかりでありますよう。
酒飲まぬ「禁」が 次第に「近」となり ついには「勤」になるは 世の常
お酒飲む人花なら蕾 今日も咲け咲け明日も咲け
の名句の後半を使って
呑ん兵衛(のんべ)が蒔いた酒の種 芽が出て葉が出て蕾が出 今日も咲け咲け明日も咲け
さけのみに さけをさけろと さけやいう ふさけんなよと さけぶさけのみ(「さけ」7回)
「まずい まずい」と言いながら酒を飲んでいる酔っ払いに、「それなら飲まなければよいのに」と言うと、「今日もまずかった この次こそ うまい酒を見つけたいから飲むのだ」との答え。
深夜、家の外で酔ってうろうろしている人に「遅く帰って奥さんに閉め出されましたね」と言ったところ、「とんでもない。一人で晩酌しながら妻の帰るのを待っていたら、酔っぱらって帰ってきた妻に玄関を開けるのが遅いとおこられて追い出されたのです」と亭主。
「たっぷり飲んだな。まるで赤鬼のように真っ赤だぞ」といったら、「何を言うか。とって喰うぞ」と、青鬼におこられた。
「今帰ったぞ」といって、すぐ「失礼しました、間違えました」と出ていこうとしている酔っ払い亭主を引き止めた妻に、「帰ってきたところが自分の家かどうか分からないときにゃこういうのが一番なんじゃ」と亭主。
昼間から酔っぱらっている人に、「昼間からそんなに赤い顔をして」
酔っぱらい「てやんでえ こんな生きるのに恥ずかしい時代に赤面しないでいられるかい」
「おや、酔っているね」と言ったところ、「におうかい?」と仁王が言った。
「おや、また飲んでいるね」と言ったところ、「何を言うか!1年前から確か253回目の禁酒の実行中だ!」としかられた。
答 枡(鱒 マス)酒(鮭 サケ)はなはだ(鰰 ハタハタ 苦しい)辛い(鰈 カレイ)
深酒避けたい
お粗末でした。 戻